小学校6年生、地獄のマラソン大会の練習に見た本当の地獄

青春回想録

僕の小学校は秋にマラソン大会という
地獄のイベントがあった。

小学6年生になると
2.5キロ~3キロくらいのコースを走る。

正直めちゃくちゃ憂鬱だった。

しかもマラソン大会の直前に
〝下見〟という名の練習があるのだが
それもきっちり3キロ走らなければならない。

先生からは
「練習だから少しは手を抜いてもいいぞ」
と言われたのだが

3キロを少しだけの手抜きで走る練習というのは
地獄以外の何物でもなかった。

さらに自転車で先にコースに行った先生が
1キロごとに立って見張っている。
つまり誰がサボっているか一目瞭然。

ねぇ、小学校のマラソン大会でそこまでする?

この理不尽さが20世紀なのです(笑)

はぁ、はぁ、はぁ。

「ほれ、デュタ頑張れ、もうちょっとだ」

頑張れって言うけどさ、
先生は自転車じゃん。
ちょっとズルくない?

そんなこと思いながらなんとか走り切る。

すると、そこから10分後
A君が帰ってきた。

A君はぽっちゃり系の男の子で
走るのが苦手だった。

そのA君と一緒にU君とK君が走ってる。

U君とK君はかなり速くて
学年でも20位以内に入るような子たちだった。

ちょっと余裕そうな感じだった。

手を抜いて走ったんだな。
まぁ練習とはいえ疲れるからね。

するとE先生が、
「UとKちょっとこっち来い」

なんか嫌な予感がする。

「お前らなんでAと一緒に帰ってきた」

いや、下見の練習なんで
ゆっくり走ってきました。

「それにしても遅すぎるだろ!
 お前らの実力ならもっと全然速いはずだ!
 何のための練習だ!」

しばらくすると、U君とK君は外に走っていった。

E先生は言った。
「あまりに手を抜いたので、あいつらには
 もう一周走ってもらうことにした」

え?今から?
また3キロを?嘘でしょ?

信じられますか。
確かにゆっくり走ってました。
ちょっと舐めてたかもしれない。

でも練習でゆっくり走っただけで
倍走る羽目になるなんて…

今だから笑い話になるけど
当時は恐怖でしかありませんでした。

すごかったよね、あの頃の学校って。

親が
「うちの息子がバカみたいなことしたら
 いつでも叱ってください」

こういうスタンスだからね(笑)

今より先生が自由だった時代です。

あなたは、小学生の頃“理不尽な地獄”を見たことありますか?

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