ニケツってロマンだと思ってた。乗るまでは。

青春回想録

天気がいい快晴の日の運転は気持ちがいい。

窓を開けて心地いい風を感じていると
ニケツしているバイクを見かけた。

ニケツを見るとどうしても女性に目がいってしまう。

その理由は「すごいなぁ」と思ってしまうからだ。

今から20年以上前にもなる。
こんなことがありました。

「Q君ってバイク乗ってるの、すごいね」

「デュタ君乗りたい?」

え、いいの?

あの彼女ポジの席にニケツさせてくれるの?

「乗ってみたい、乗ってみたい」

ヘルメットを被って準備OK。

じゃせっかくだから、狭い道じゃなくて
大きい道路を走ろうかな。

じゃ、行くよ!

ブォーーーン!!!

Q君、ちょっと待って!!!ちょっと待って!!!

ダメだよ、100キロとか出してない?
もっとゆっくり走らなきゃ!

「え、まだ70キロも出てないよ」

バイクの70キロって車と全然違う
体感100キロ超えてるくらい速くて怖くて。

しかも車みたいに守られてないむき出しの体で。

無理、無理、無理、無理。

「もっとゆっくり走ってよ、Q君。
 せめて60キロで。それより速いのはダメね」

Q君は笑って、そんなに怖い?って

怖いよ。バイクのニケツしてる女子って
どんだけ勇気あんのよ?

よくあんなことできるなって。

僕がバイクに乗ったのはそれが最初で最後。

ニケツする前の僕は、
カップルでラブラブでいいなぁと思ってたけど
実際乗ってみると、ただの恐怖だった。

何事も経験してみないと分からない。
それを体現したような出来事だった。

もう僕はバイクに乗ることはないだろう。
怖すぎるから。

だからニケツしてる女性を見ると
すごいなぁ。勇気あるなぁっていつも思う。

あなたはバイクの後部座席に乗ったことはありますか?

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