忘れられない
情けない……というか、奇妙すぎる話をしてもいいですか?
昔『ライオンのごきげんよう』で
「情けない話」みたいなテーマ、ありましたよね。
今日は、
僕の人生でもかなり上位に入る
“なんだったんだあれ”という話です。
夜の公園で呼び出された
まだ若かった頃、
短期間だけ一緒に働いていた年上の女性がいました。
ある日その方に言われたんです。
「今度プライベートで会いませんか?」
正直ちょっと怖かった。
でも若かった僕は
「あ、いいですよ」と返してしまった。
そして指定された待ち合わせ場所は——
夜の公園。
怖すぎる。
「本当に行って大丈夫かこれ……」
そんな不安を抱えながら待っていると、
「私の家、来ませんか?」
いよいよ怖い。
金ピカの部屋と、謎の冊子
流れで家に行くことになった。
玄関を開けると、
長い階段。
上がった先には——
金ピカの装飾がある部屋。
仏像っぽいもの。
寺院っぽい雰囲気。
焼香台みたいなものまであった気がする。
「え、何これ……?」
完全にフリーズしている僕に、
その方がこう聞いてきた。
「Mデュタさんって宗教とか、何か信じてます?」
突然すぎる。
とっさに僕は、
「えーと……法事で聞いたことあるから、
たぶん南無阿弥陀仏……ですかね?」
と答えた。
すると、
「南無阿弥陀仏も悪くないんですけど、
南無妙法蓮華経の方が——」
みたいな流れになり、
ミニ冊子を渡され、
一緒に唱える空気に。
怖い。
でも夜だし帰りづらい。
若い僕は——
唱えた。
南無妙法蓮華経。
数日後、なぜか18歳の娘とボウリングしていた
そしてさらに謎なのがここからだ。
その方が言った。
「今度、娘も連れて出かけましょう」
……どういうこと?
後日、現れた娘さん。
ホットパンツ姿で、
ちょっと日焼けしていたのを今でも覚えている。
「娘さん、おいくつなんですか?」
「18歳です。」
18!?
そして——
なぜかそのまま、
おばさま+18歳の娘さん+僕
の3人でボウリング。
意味がわからない。
ストライクを取ればハイタッチ。
2ゲームくらいやったと思う。
そして、普通に解散。
あれは一体、何だったのか
その後その方は仕事を辞め、
会うことはなくなった。
結局、
- なぜ僕だったのか
- なぜ娘さんを連れてきたのか
- なぜボウリングだったのか
今でも何一つわからない。
ただ一つ言えるのは、
僕の人生でもかなり上位に入る奇妙な経験だった。

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