Y君の家に遊びに行ったある日。
Y君から報告があった。
「デュタ、実は俺、彼女できた」
おぉー、おめでとう!!!よかったね。
Mちゃんがどうこう言ってたけど
もうこれで関係ないね!
とにかくおめでとう。
ありがとう。
Pちゃんって言うんだけど
とってもいい子でよ。
そっかPちゃんって言うんだね。
「ちょっとデュタに言いたいことがあってさ」
どうかしたの?
「この間、NとかH達と写真撮ったの覚えてるか?」
はいはい。撮ったかもしれないね。
それが何か
「俺さ、その写真、Pちゃんに見せたんだ」
「そしたらデュタのことが可愛いと言うんだ」
写真見せるたび、言うんだ。
この人可愛いね。
なんか、俺のことは褒めてくれないから
なんというか…な。
要するに、俺が可愛いって言われるのが
面白くないってことね。
だから言いました。
「あのね、僕はPちゃんと喋ったこともないし
会うこともないと思う。会う気もありません。
だからどうでもよくない?そんなこと」
「それにPちゃんはY君と付き合ってるんだよ?
それで十分じゃん。何が不満なの」
するとY君
「俺も可愛いって言われたいの!!!」
出た。
Y君は身長が高く、正直「可愛い」と言われるタイプの顔ではなかった。
「Y君は背も高いし、可愛いは難しいんじゃないかな」
そうアドバイスすると
「でも俺は彼女から可愛いと言われてみたい。
なんでデュタは可愛いって言われるんだ?」
心の中で思った
知らねぇーよ。
いいじゃん、もう。
彼女ができた。
めでたしめでたしじゃん。
するとY君から耳を疑う言葉が出る
「性格がPちゃんで顔がMちゃんなら
最高なんだけどな」
は?
何それ?
どんだけ、Pちゃんに失礼なのよ!
てか、これ遠回しにMちゃんにも失礼じゃない?
だって要するにMちゃんの性格が悪いってことでしょ
誰も救わない、何この発言。
Mちゃん、忘れようよ。
もう関係ないじゃん。
でもなぁMちゃんなぁ。
彼女ができて、まだMちゃんの話をするY君。
彼は一体何がしたいのか分からず
なんか釈然としませんでした。
まぁY君らしいっちゃらしいんだけどね。
今思うと、そんなあなたが可愛く見えるよ。
すべてがほしくてしょうがなかったあなたが。
あなたの周りには、可愛いと言われたくて仕方ない
そんな友達はいましたか?


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