沖縄はなぜこんなにも“違う”のか。10数年ぶりに行って気づいたこと

思考録

10数年ぶりに沖縄に行ってきた。

結論から言うと、やっぱり沖縄はすごい。
でもそれは「海が綺麗」とか「暖かい」とか
そういう話だけではない。

もっと根本的に“違う”のだ。

僕は東日本に住んでいる人間だけど、
東に住んでいる人ほど
沖縄はおすすめしたいと思う。

理由はシンプルで、
「遠く離れた場所だから」だ。

例えば栃木に住んでいて茨城に行っても、
「ああ、こんな感じね」となる。

秋田から岩手に行っても、
「はいはい、なるほど」となる。

隣県というのは、どこか似ている。

でも沖縄は違う。

何もかもが違う。

家の作りも違うし、
お墓も見たことがないくらい大きい。

最初はただの違和感だったけど、
「台風が強いからか」と考えると全部つながる。

小さかったら吹き飛ばされる。
だからこうなっている。

環境が文化を作っているのを、
目で見て理解できる。

道路標識もそうだ。

青い案内標識の文字が、
普通に消えていて読めない。

最初は「大丈夫なの?」と思ったけど、
これも理由があるらしい。

紫外線、台風、塩害。
過酷な環境の中では、
“綺麗なまま保つこと”の優先順位は下がる。

ヤシの木が普通に生えていて、
海はエメラルドグリーン。

屋根の上には龍の飾りがあって、
シーサーが当たり前のように置いてある。

外国人の家族が坂をダッシュしている光景も
そこではただの日常だ。

でも僕からすると、全部が非日常だった。

車のナンバーに「Y」が多いのもそうだし、
道がやたら複雑なのもそうだ。

ナビが「右に曲がってすぐ左」と言ってくる。

正直、意味が分からない。

でもこれも、
実際に行かないと分からない感覚だと思う。

よくある質問がある。

「北海道と沖縄、どっちがおすすめ?」

すごく難しいけど、
もしどちらも行ったことがないなら、
僕はこう答えると思う。

「若いなら沖縄、落ち着いたら北海道」

沖縄は、“違い”を体で感じる場所だ。

文化も、環境も、空気も、
全部が自分の当たり前をズラしてくる。

普段、自分がどれだけ
“似た世界”の中で生きているかに気づく。

そして同時に思う。

別に、今の当たり前がすべてじゃなくてもいいんじゃないか、と。

沖縄は、ただ楽しい場所じゃない。

少しだけ、自分の考え方を揺らしてくる場所だった。

また行きたい。

今度は、何が違って見えるのかを確かめに。

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