ある朝のこと
N君とY君が
2人で構内を歩いてる。
「N君おはよ~」
「Mちゃんおはよ~」
朝の挨拶
よくある普通の光景だ。
Y君が不機嫌そうにしている。
そして僕のところにやってきた。
「デュタ、なんでMちゃんは
俺には挨拶しないんだ?」
「なんでNにだけ挨拶するんだ?」
Y君はMちゃんのことが気になっていた
というか多分好きだったんだと思う。
だから面白くないのだ。
N君はMちゃんだけでなく
みんなに先手挨拶をする
とっても好印象な人なのです。
当然、先手挨拶をするN君だから
Mちゃんから挨拶することもある
当たり前のことです。
だから僕は言いました。
「あのね、Y君。N君はみんなに先手挨拶してるんだよ。
イメージがいいわけ。
Y君は一度でもMちゃんに先手挨拶した?
してないよね?
だから挨拶されないだけだよ。普通のこと。」
「俺だって挨拶しなきゃされないよ?
挨拶したらされるそれだけのことだよ」
そしたら、納得しない顔で
「Kは先手挨拶しないのに
女の子らから挨拶されるじゃん。」
は???
『Kはイケメンなの!!!わかる?
カッコいい人いたら話しかけたくなるでしょ?
Y君がMちゃんに話しかけたいのと同じで
女の子らもKと話したいの!!!
Kは特別なの!!!わかる?
キムタクとか滝沢君とか話したいでしょ
イケメンなの、ステージが違うの』
考えりゃわかるだろ!!!!!!!
「Mちゃんに先手挨拶してみなよ。
それで無視されたなら文句の1つでも言いなよ。
挨拶もしない人に挨拶したい人なんていないよ。」
その後、僕は呆れかえるのですが
Y君の言った返事がこれです。
「俺はMちゃんから先に挨拶されたいの!!!
俺から挨拶するのはイヤなの!!!」
要するにKのように
歩いてるだけで女の子らが話しかける
あの光景を自分もしたいってことでしょ?
絶対ムリ。
一生ムリ。
毎日のように
「俺はMちゃんから挨拶されない」
うるさいので
僕は言ったんです。
「あのねモテる男ってのは
5教科の点数が高い人だって」
「例えばね国語が顔だとするよ。
社会が性格。数学が身長 」
だとしたらさ、Y君は身長高いじゃん。
それだけで俺より数学の点数いいってことなんだよ
アドバンテージあるってことだよ。
だから社会とか理科とか英語とか頑張ってやれば
モテるようになるかもしれないよ。
僕なりのアドバイスをしたんです。
そしたら、まんざらでもない顔で
「そうかなぁ…」
ちょっと優越感に浸ってやんの。
なんで俺は自分を下げて
こんなくだらないことで
褒めたり助言しなきゃいけないんだ
なんかムカついてきました。
その後もY君は相変わらずだった。
ある日、
「デュタ、どうやったら太れるんだ?」
と聞いてきた。
いやいや。
俺が痩せたい話をしてるの知ってるよね?
なんで俺に聞くんだよ。
「ケーキでもバクバク食って
ずっと寝てたら太れるんじゃない!!!」
と、ちょっと雑に返した気がする。
あまりにムカついたので
クラスの飲み会があった時
ぜーんぶ言ってやりました。
そしたらMちゃん。
「Y君さいて~」
H君は笑いながら、
「デュタ~ちょっと言いすぎだぞ(笑)」
「いいんだ。せっかく慰めて褒めたのに
恩を仇で返したんだから。
これくらい言ってやらないと!!!」
その日の僕は、
エヴァンゲリオン初号機くらい暴走していたかもしれない。
でも僕はなんだかんだY君のこと好きなのです。
意味不明なこと言うけど
優しいところもあって
何よりたくさん笑わせてもらったから。
Y君、なんだかんだ最高だったよ。
あなたの周りにも、Y君のような人はいましたか?

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